2011年08月02日

【実施報告】仙台における復興×ITのアイデアワークショップ

【!】音が出ます


2011年7月23日、仙台(および、東京、会津、遠野)で、Hack for Japanのイベントがありました。プログラミングをだーっとやってしまう「ハッカソン」が来週有りますが、今週はその前段階の「アイデアを発想する」イベントでした。

(これを、アイデアソン、と言うそうです。IT系の領域以外では、アイデアソン?ソンって村?とよく聞かれますが、簡単に言えば、アイデアワークの一種です)


皆さんから出たアイデアスケッチを掲載します。

2011年07月23日アイデアスケッチ_Hack for Japan (仙台).pdf

(アイデアは合計で75ぐらい出ました。掲載したのは69枚ですが、上位アイデアのあたりの5枚位は、実際に来週創るアイデアになったため、ここには含まれていません。来週お楽しみに!)


備考:

復興に係る人に役立つアプリ・WEBサービスをテーマにして発想したのですがその前段階で、「エクスカージョン」(頭の中から発想を引きだす材料を大量に引き出す発想技法)を行いました。その時に皆さんにかいてもらった動詞リスト(☆付き)を掲載します。

2011年07月23日動詞リスト_Hack for Japan(仙台).pdf

(中には、アプリにもならないし、復興の役に立たないものありますが、それでいいんです。☆のついているものが特にヒントになります。☆の多くついたものを、ざーっと眺めていくとそれだけでも、かなり、発想の刺激になるはずです。)



以下、当日の様子を報告します。


■進行スライド
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被災地向け無料アイデアワークショップ_第1回_002.pdf
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まず、初めに、アイスブレイク的に、2~4人でゲームっぽいアプリを考えるブレストを行いました。
テーマはウォーキングアプリ。そこにゲーム要素を3つ投入して、どんな遊びを持ったアプリになるかを、無責任にどんどん出すというワークです。

次は、各会場(仙台、遠野、会津)から、20分ずつの後援がありました。その際に、被災地や復興のシーンで行っていることを、特に「動詞」を中心にメモをしてください、というお願いをしておきました。詳しい話は省きますが、アプリというのは複雑な行動をサポートするものより、ある一つの行動や体験を寄りよいものにする、というものがヒットしているので、「体験」を「動詞」で考えるアプローチをとろう、という程度の意味づけで。

さて、このイベントは10:30〜18:00まであったのですが、飛び込みでサプライズゲストが。

カヤックの瀬尾さんたちが、Googleの「ピン」うちわをプレゼンしにきてくださいました。仙台駅のデジタルサイネージの紹介もあり。

sendai_ideason_DSC09829_.jpg

もらったピンを一斉に頭に立て始めていました。女性の話より、ピンに夢中なあたりが、微笑ましいような、男だらけの会場になるのもわかる気がするような(笑)。


午後に入り、被災直後の生活を振り返り、起きてから寝るまでをずーっと思い起こしそれを、動詞で書きだす、というワークをしました。関係なさそうのが出ても全然OK。終わったらそれをテーブルの中で回します。面白い、広がる可能性がある、と感じるものに☆を付けつつ。戻ってくると、意外な動詞が、☆が集中していることがわかります。さて、それがアプリになるなら、どんなものだろう、と考え始めます。

そこで、今度は、5分交代のペアブレストです。スピードストーミングというブレストの発展形の1つです。冒頭のビデオはそのシーンを映しています。自分が☆をたくさんもらった動詞はこれなんですが、どんなアプリになりそうですかね、と、雑談に近い気楽さでわいわいしゃべっているうちにいくつも、アイデアが出始めました。確か、4ラウンドぐらいやりました。

その後は、アイデアスケッチを書きます。ごくごく簡単なアイデアの表現です。一人3枚位かこう、ということで、10分ぐらいで書きだしました。(23名で75枚だから平均一人3枚以上だったようです)このアイデアスケッチは、3枚以上書くことをお勧めしています。最初のうちはうまく書けないので、とにかく3枚ぐらい書こうとする。すると三枚目あたりはいいものが出てきたりします。


次は、それをテーブルに並べて、全員がペンを持ってテーブルをねりあるきます。「面白い」「広がる可能性がある」と感じるアイデアスケッチに☆をつけていきます。

sendai_ideason_DSC09831_.jpg

このワークの部分は、デザイン品評会のような感じです。へー、これおもしろそうだな、とかぶつぶつ言いながらつけて回ります。人が話したアイデアをスケッチにしてもいい、というルールにしていますので、似たアイデアが書かれますが、発案者よりもそれを聞いて解釈した人の表現の方が☆が多いこともあり、アイデアと表現というものの不思議さを思います。

この後は、☆の多いトップ10をレビューして、それらのうち好きなものに、皆が集まり、チームを形成します。中には、元から作りたいアイデアがあった方がおられてそれも一つの題材にしました。また、☆が少なくても、これをぜひやりたい、という人がいればそれも提案できるようにしました。

なお、チームの成立条件を付けました。来週のハッカソン(プログラミングのイベント)に参加できる人が一人でもいる事、と、人数が2~6人の範囲内であること。この2つを満たすように、参加者内で、あの人をこっちに引っ張ってくるなどの工夫をしてもらいました。

結果として、7つのチームができました。

sendai_ideason_DSC09836_.jpg

ここは、最大の人数規模で6名だったところ。

さあ、これで、アイデアの詳細を図にして、、、と行きたいところですが、もうひとひねり、つけました。

普段使いできる、遊びの要素を、ブレストしましょう、と。これは、防災アイテムを考案する研究会を昔行っていた時に見いだされたのですが、普段使いされない防災製品は、いざという時に使われにくい、持っていない、ということが多いため、普段使いできるなにかを入れておこう、としたものです。

アプリでいえば、深刻な場面を真剣に使う、だけじゃなく、普段から遊びやちょっとした何かに楽しく使えて、非常時にもそのUIに慣れていることが、大事だろう、と。

そういう方向性で、30分ほど、アイデアを伸ばすブレストを行いました。先のゲーム要素をまた3つ、振りだして。

sendai_ideason_DSC09837_.jpg

ブレストしているところ。


さて、最後の1時間は、いよいよ、アイデアの詳細を詰める話し合いです。

方法はお任せに近い形でしたが、アイデアワークの本質的プロセスである「広げて→絞る→本質を得る」の流れに沿った付箋の増やし方、減らし方を紹介しました。

sendai_ideason_DSC09842_.jpg

かなり具体的に、練られているところ。

sendai_ideason_DSC09844_.jpg

開場の全景としてはこんな感じです。


アイデアを出すことはとても、頭を使います。物事を判断する、選択肢から何かを選ぶ、という行為よりも、選択肢を作り出す、ことは、とても。

楽しいアイデアワークになるようにしていて、楽しんでもらえるように設計していますが、参加者さんの方の頭は非常に疲れた状態になります。皆さんがお菓子を食べながら、夕方まで全力でアイデアワークをして下さった皆様、ありがとうございました。

なお、このワークショップは、企業、個人、団体などからの、アイデアプラントの被災地向け無料ワークショップ( http://ishiirikie.jpn.org/article/44625537.html )へのご支援をいただいて成り立っています。スポンサードしてくださった皆様、ありがとうございました。




追記

参加者の方のブログ、貴社さんの取材などが、アップされています。

参加者 でぃわおさんのブログ
http://diwao.posterous.com/103

参加者 deptyさんのブログ
http://depty.org/archives/74

日経BP ITPro (記事)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110725/362830/?ST=erm


追記2:

当日のワークが、動画で公開されました。
(1DAYを編集 → 1時間36分 )

posted by アイデアプラント(代表・石井力重) at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 実施報告

2011年06月28日

「株式会社ラーニングプロセス」

この活動のスポンサー企業さんとして、

株式会社ラーニングプロセス
http://www.l-process.jp/index.html

さんから、資金をいただきました。(2011年6月28日)
ありがとうございます。

頂いた時点から、5回までの被災地無料アイデアワークショップにおいて、本スポンサーさんのお名前を、無料ワークショップ実施に、開場に掲示いたします。




 
posted by アイデアプラント(代表・石井力重) at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | スポンサーさん

2011年05月16日

「カレイドソリューションズ株式会社」

この活動のスポンサー企業さんとして、

カレイドソリューションズ株式会社
http://www.kaleidosolutions.com/

さんから、資金をいただきました。(2011年5月16日)
ありがとうございます。

頂いた時点から、5回までの被災地無料アイデアワークショップにおいて、本スポンサーさんのお名前を、無料ワークショップ実施に、開場に掲示いたします。




 
posted by アイデアプラント(代表・石井力重) at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | スポンサーさん

2011年05月09日

「林省吾氏」

この活動のスポンサー企業さんとして、

林省吾さん

さんから、資金をいただきました。(2011年5月9日)
ありがとうございます。

頂いた時点から、5回までの被災地無料アイデアワークショップにおいて、本スポンサーさんのお名前を、無料ワークショップ実施に、開場に掲示いたします。




 

 
posted by アイデアプラント(代表・石井力重) at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | スポンサーさん

2011年05月04日

「有限会社エデュテイメントプラネット」

この活動のスポンサー企業さんとして、

有限会社エデュテイメントプラネット
http://edtm-planet.co.jp/indexep.html

さんから、資金をいただきました。(2011年5月2日)
ありがとうございます。

頂いた時点から、5回までの被災地無料アイデアワークショップにおいて、本スポンサーさんのお名前を、無料ワークショップ実施に、開場に掲示いたします。




 
posted by アイデアプラント(代表・石井力重) at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | スポンサーさん

2011年05月03日

例)スポンサー「○○○○株式会社」

この活動のスポンサー企業さんとして、

○○○○株式会社
URL
(もしくは、個人名 or 匿名)

さんから、資金をいただきました。
ありがとうございます。

頂いた時点から、5回までの被災地無料アイデアワークショップにおいて、本スポンサーさんのお名前を、無料ワークショップ実施に、開場に掲示いたします。




 
posted by アイデアプラント(代表・石井力重) at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | スポンサーさん

2011年05月02日

アイデアワークショップに被災地枠があります

アイデアプラントは、先の投稿のように、被災地の復興支援、特に、経済復興支援のために、アイデアワークショップが必要な方のために、

被災地向けの無料アイデアワークショップのスポンサー募集中です

被災地向けの無料アイデアワークショップのスポンサーを募集します



を行っています。







追記(2011年7月下旬):

これまでも、インフラ回復後の仙台で、無料ワークショップを行ってきました。その活動の志しに賛同いただける方々から、スポンサーとして、費用をいただきました。

ただ実際には、今までこの枠を使うことがありませんでした。”こういう制度がありますから”と被災地でのワークショップの依頼をもらうたびに、毎回説明すると、各主催者さんが”ごくわずかですが、皆で用意しました”ということで志し(お金)を用意してくださっていて、その場合には、無料枠を使うことをしないでおきました。或いは、石井が作りたいものを作ってくださる、という「物納」を申し出てくださる面白いケースもありました。

なので、無料枠は現在までに頂いたお金でいうと、1.5回分ありますので、ぜひお困りの方がいらしたらお声掛けください。

なお、今週末(2011年7月23日)、初のこの無料枠を使った初のワークショップがあります。

場所は、仙台で、福島、宮城、岩手、そして東京と、被災地をつないで開発者による、復興に資するアプリ・WEBサービスを開発する、というものです。丸一日かけて、沢山のエンジニアがアイデアを出します。仙台でのアイデアワークショップをお手伝いします。

Hack for Japan アイデアソン 7月23日 仙台
https://sites.google.com/site/hackforjapan/RelatedInfo/Events/FutureEvents/110723mtg


これで、1回分は使いますが、まだ0.5枠ありますし、今後もスポンサーさんが現れれば、枠をもっと作れると思います。(そして、仮に無料枠がなくても、私でお役にたてることであればぜひ一度、ご連絡ください。)

東日本大震災の復興は今、非常に長期化・多様化しています。経済的復興にも大きな課題が出てくる時期です。街の新しい事業、団体の今後の一点突破のためのアイデア、その創出の場が必要であれば、私でできることがあれば精一杯、お手伝いします。

(ちなみに、私がお伺いすることがかなわない場合でも、アイデアワークの設計にお困りのことがあれば、メールベースで「こういう状況なら、こういうタイプのブレストをするといいかもしれません、具体的にはこうします。・・・」というお返事だけでも、差し上げられるかもしれません。)

今よりもっと、明るい未来がある。そういう20年後に皆でたどり着きたい。アイデアプラントは、そう、思うのです。
posted by アイデアプラント(代表・石井力重) at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ワークショップを希望される方を募集

2011年05月01日

被災地向けの無料アイデアワークショップのスポンサーを募集します

2011年5月1日

アイデアプラントの提供するアイデアワークショップを、被災地のある地方に対してはなんとか無料で提供したいと、考えています。

一方で、アイデアプラント自体も仙台にあり被災しており、持ち出しで行うのにも限界があります。

そこで、「ワークショップのスポンサー」を募集して、被災地向けの無料枠を5回程度を提供しようと考えました。


募集は、一口5万円、20口まで。

提供していただく企業さんや個人の方の経費上の扱いとしては、「広告宣伝費」としてお支払いいただき、私たちは、ワークショップのスライド中にスポンサー名を出し、講師の服に企業名を明示したシールを張り付けて、ワークショップを行います。ご入金いただいた後の最初のワークショップが終わった段階で、報告をいたします。また、5回シリーズの間中、ずっと、お名前を出しておきます。

被災地域であるなしの判断は石井にご一任下さい。

現地までの移動宿泊費、消耗品の購入、講師代をそれらの費用で賄いますが、スポンサーの多寡により、枠の増減を行います。



また、この無料枠をつかって、アイデアワークショップを依頼したい!というかたは、石井までご連絡下さい。大人の市民活動の場や、子供たちの創造的なワーク、あるいは公的機関の企画する地域復興のワークショップなど、「予算はないが思いはある!」という人々を少しでも支援できれば幸いです。


「スポンサーに興味あり」「無料ワークショップに興味あり」のいずれの方でも、気軽にご連絡ください。

 過去のワークショップの模様はこちら
 http://ishiirikie.jpn.org/category/801376-1.html



■連絡先

石井力重(アイデアプラント 代表)
rikie.ishii あっとまーく gmail.com
posted by アイデアプラント(代表・石井力重) at 14:37| Comment(0) | TrackBack(0) | スポンサーさんの募集